CE71年の大戦末期に開発されたザフトの核動力モビルスーツの1体。ジャスティスやフリーダムのサポートモジュールであるミーティアユニットのコンセプトを推し進め、単機でユニットモジュール構想を行う機体として開発された。機体はプロヴィデンスと同時期にロールアウトしている。
本機のコクピットと核エンジンはバックパックの「コアユニット」に存在し、事実上ここが本体部となる。コア以外のパーツは末端ユニットとして扱われ、多数用意された予備パーツによって損壊した際も交換して戦闘を継続する事が可能となっており、リジェネレイトという機体名もこれに由来する。この機体構成は後にセカンドステージシリーズのインパルスへとフィードバックされている。
さらに本機はヘリオポリスで奪取したGAT-X303 イージスから踏襲した変形機構を採用し、MS形態と高速巡行用MA形態の他、コアユニットを上半身、人型部分を4脚の下半身とした強襲用MA形態の三つの形態を持つ。機体サイズは小型化が困難であった事から従来機と比較して大型化している。
コア・ユニットはミーティアユニットに近似した運用も想定されている。プラグを持つ敵機に合体する事でそのコントロールを掌握する事が可能なほか、僚機と合体すれば、本体部の核エンジンから電力供給を行うこともできる。
本機はC.E.71年5月5日、X12A テスタメントとX13A プロヴィデンスの2機と同時にロールアウト。反逆者ラクス・クライン及びその一派の抹殺任務を帯びたザフト特殊防衛部隊所属、ジェネシスα防衛隊長アッシュ・グレイの搭乗機となる。
ロウ・ギュール達ジャンク屋一味や、叢雲劾率いるサーペントテールと交戦し、機体特性を最大限に活かした攻撃で彼らを苦しめた。しかし、劾によって機体の予備パーツをすべて破壊されたうえ、コア・ユニットはロウの駆るパワードレッドの「レッド・フレイム」の一撃を受け、連合の制宙区域まで飛ばされてしまった。
その後、回収されたコア・ユニットは連合軍特務情報局(連合の組織だが、事実上『一族』という組織が把握)の手に渡り、同じくザフトから鹵獲したRGX-04 プロトセイバーのパワーアップユニット(プロトセイバーのパイロットイルド・ジョラールが一族崩壊後に残った施設・組織から独断で使ったもの)として使用される。